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BMWのシリーズ別の弱点を分かりやすく解説します

こんにちは!大阪の堺市でBMW専門店やってます!E-SKY.autoの東野です。

BMW正規ディーラーでのメカニック経験を活かし、これまでに5,000台以上のBMWを整備してきました。
BMW愛好家の方はもちろん、BMWに興味をお持ちの方にも、故障やトラブル、メリット・デメリットをわかりやすく丁寧にお伝えできるよう、心を込めて接客しています。
BMWのことでお困りの際は、ぜひお任せください(‘◇’)ゞ

今回は、YouTubeチャンネルでお話しした内容をもとに、「BMWのシリーズ別の弱点」について詳しくお話しします。
以前YouTubeの方で、「10年落ちのBMWはどう?」という企画をやったのですが、今回はそこから派生したBMWのシリーズごとの具体的な弱点をお伝えしていきます(^-^)

ぜひ、この記事と併せて動画もご覧ください(^-^)

必見!BMW、シリーズ別でこんなに弱点が違ってくるんです…!!

BMWシリーズの弱点解説

BMWには、1シリーズから8シリーズまであって、それぞれに特徴や弱点があります。今回は、それらの弱点をシリーズごとに見ていきます。
ではさっそく、いきますよ~!

1シリーズの弱点

まずは、1シリーズについてです。
1シリーズには、リア駆動(後輪駆動)のエンジンを搭載したモデルがあって、特に古い1シリーズに多い問題が「水漏れ」です。
ラジエーターやエンジンの冷却システムからの水漏れがよく見られます。
冷却水が漏れるとエンジンの冷却がうまくいかずに、最悪の場合エンジンがオーバーヒートすることもあります。
なので、定期的な点検とメンテナンスが非常に重要です。

2シリーズの弱点

次に、2シリーズの弱点についてです。
2シリーズには、クーペとアクティブツアラーという形があり、特にアクティブツアラーはBMW初の前輪駆動(FF)を採用したモデルです。
FFを採用したことで、エンジンやミッションを前方に詰め込んだ設計になっており、その影響で「エアコンの水漏れ」が発生しやすくなっています。

エアコンのエバポレーターが通常よりも狭いスペースに配置されていて、水がうまく排出されないことで、車内にこもりカビが発生して悪臭がすることが多いです(;_;)
これはBMWminiと共通の問題で、従来の後輪駆動モデルでは見られなかった弱点です。
エアコン使用後に車体の下に水が溜まっていない場合、エアコンの排水に問題がある可能性が高いです。

3シリーズ・4シリーズの弱点

次に、3シリーズと4シリーズの弱点です。
これらのシリーズはセダン(3シリーズ)とクーペ(4シリーズ)という違いはありますが、基本的な構造は同じです。

このシリーズで多く見られる問題が「オイル漏れ」です。
特に、エンジンオイルやトランスミッションオイルが漏れるケースが多く、エンジンやギアボックスに不具合が生じることがあります。

5シリーズ・6シリーズの弱点

続いて5・6シリーズの弱点についてです。
5シリーズ・6シリーズは、3・4シリーズと同じで、5のクーペスタイルが6シリーズになります。
なので、基本的には5・6は同じですが、3シリーズよりも性能が高いモデルになります。
そのため、3シリーズに比べて電子制御がより複雑になっており、「コンピュータートラブル」が多く発生します。
例えば、エンジンやトランスミッション、ブレーキシステムなどが複数のコンピューターで管理されているため、1つの不具合が他のシステムにも影響を与えることがあります。

このシリーズでの修理は、プログラムの書き換えが必要となることが多く、修理費用が高額になる場合があります。特に、コンピューター自体の部品が高価であるため、修理費がかさむ傾向にあります。

7シリーズ・8シリーズの弱点

最後に、7シリーズと8シリーズの弱点です。
7シリーズは高級セダン、8シリーズはそのクーペモデルに相当します。
7シリーズでいうと、5シリーズよりもさらに高度な電子制御システムを搭載しており、コンピューターの数も増えています。
このため、1つのコンピューターの不具合でリコールが発生するケースが多いです。
特に、プログラミングのミスやシステムのエラーが原因で、リコールや修理が必要になることがあります。

今の時代は、車の修理がハードウェアの交換だけではなく、ソフトウェアの修正も必要になることが多くなっています。
これにより、修理時間やコストが増加する傾向にあります。

まとめ

メンテナンスの重要性

BMWの各シリーズにはそれぞれ弱点がありますが、定期的に細かいメンテナンスを行うことで、これらの弱点を早期に発見し、大きな故障を未然に防ぐことが可能です。
例えば、水漏れやオイル漏れの問題は、早期に発見すれば大きなトラブルに発展する前に修理が可能です。

エンジンオイルの交換や定期点検を行うことで、部品の劣化を防ぎ、車の寿命を延ばすことができます。車にとってのメンテナンスは、人間でいう「健康診断」に似たもので、早期発見が重要です。

本日は、BMWのシリーズごとの弱点について詳しく解説しました。BMWには魅力的な性能がたくさんありますが、弱点も存在します。
ですが、定期的なメンテナンスを行うことでそれらの弱点をカバーし、車の性能を最大限に引き出すことは十分に可能です(^-^)

BMWについてさらに知りたい方は、大好評「10年落ちのBMWって正直…どう?!」も、ぜひご覧ください(^-^)

10年落ちのBMWって正直…どう?!

最後までお読みいただきありがとうございました(^-^)
今後も役立つ情報を発信していきますので、お楽しみに!

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